がさつ力を磨き上げれば「負け犬」にならない

会社が辛い?辛くたって逃げたらあかんで

「海外のツアーで日本人ゴルファーがイップスになるのをみると、アホちゃうかと思うんですよ」(撮影:梅谷秀司)
よしもとが生み出した"文豪"、又吉直樹。後輩芸人に負けじと千原せいじが書きおろしたのが『がさつ力』だ。前回記事を契機に売れ行きに火が付き、増刷も掛かった。今回記事では、千原せいじが軟弱なビジネスパーソンにカツを入れる。

 

元阪神タイガースの22番の田淵幸一さんにある球場の選手食堂で会うたんですわ。僕がアフリカに行って、誰にでも図々しく話し掛けているテレビ番組を見てくれていて、田淵さんは「あの感じで行けたら、すごくいいプレイヤーになっていたぞ」と言うんです。あの精神力さえあれば、あとは投げれて、バットを振れて走れれば、最強のプレイヤーだと(笑)。

今の選手ってメンタル面で弱い人、すぐ潰れてしまう人が多い。対戦相手が外国人というだけで思い通りのプレイができなくなる。言葉が通じない、食べ物が違う、という環境変化のストレスに弱い。

日本人選手は、なぜか外国人選手の前に出ると委縮しちゃう。もちろん、そうではない人もいる。今回のリオ五輪では体操も立派だったし、陸上も立派でした。年齢に関係なく、やれるやつはやれる。どういうふうにメンタル面のコーチングを受けたのか詳しくは知らないですけど、相当いいコーチングを受けたんでしょうね。

命がけでやったらメンタルを病んだりしない

でもね、そういうスゴイ選手は少ない。海外のツアーで日本人ゴルファーがイップスになるのをみると、アホちゃうかと思うんですよ。あんなもんカップ外したって、死なへんし。賞金をもらえなかったら家賃を払えへんとか、子どもの学費を払えへん、とかその程度のこと。何をそんなに山ほど考えるのか、よう分からん。「そりゃ命がけでやっているからでしょ」って言う人がいますけど、命がけでやっていたら、そもそもそんなことでメンタルを病んだりしない。命かけてないやつの言い訳ですやん。

これってビジネスの世界でも、同じだと思うんですよ。

次ページ若い子は、なぜ会社をすぐに辞めるのか
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 財新
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ホンダ「フリード」がトヨタ「シエンタ」より売れるようになった訳
ホンダ「フリード」がトヨタ「シエンタ」より売れるようになった訳
ソニーとパナソニック、10年で大差ついた稼ぎ方
ソニーとパナソニック、10年で大差ついた稼ぎ方
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
15種類の「書き方」を徹底解説<br>無敵の文章術

ビジネスパーソンを中心に文章力の必要性が高まっています。在宅勤務における情報伝達手段として、メールやチャットは不可欠に。また精度の高い企画書はビジネスの成功に直結します。本特集ではシーンや目的別に、短期間でのスキル向上を目指します。

東洋経済education×ICT