東大・外資エリート美女と語る、男女の別れ 桜の季節は別れの季節

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結婚のデューディリジェンスが足りない

ムーギー前回は率直なインタビューをありがとう。特に最後の旦那さんの心のドメスティックバイオレンスを思わせるような暴言の数々には、読者の皆様も強い怒りを覚えられつつも、あなたに対して内心“いい気味だ”と思われていることだろう。

まず、あらためてあなたを安心させたいが、あなたは決して(旦那さんが暴言を吐いたような)ブスではない。あなたは私の好みではないが、世間一般で言うと十分美女で魅力的だ。ある程度かわいいからこそ私も時間をさいてインタビューしているのだから。

亜美:私も、そんなにかわいくもないけど、平均以上はいってるでしょ、と思ってる。ただ、口げんかになると本当にイライラするのよね。旦那は頭がよくて、口げんかになったときも「なんで10の話を順序立てて話さなければならないときに、2と3を飛ばしていきなり8の話をするかな。全然、論理的じゃない」とか言われて。

ムーギー:あー、それは腹立つな。でも、そんな女心もへったくれもわかってない人と、よく結婚したな。見る目のないあなたも悪いだろう。結婚する前にどのくらい付き合ったのか。

亜美:3カ月。確かに短かったかも。

ムーギー:それは短すぎる。やはりあなたが悪いだろう。しかしコンサルでも投資でも、人生においてさほど大切でもない人様のプロジェクトのデューディリジェンスには、何人も寄ってたかって時間とおカネを徹底的にかけて調べ上げるものだ。しかし人生でいちばん大切な投資のひとつの結婚相手探しで人は、大抵、フィーリングなどというとんでもなく感情的な要素で適当に決めてしまう。そしてそれを運命とか縁とかタイミングといった、謎のコンセプトで正当化するのはあきれるかぎりだ。

亜美:確かにそれは言えてるかも……。ねぇ、あと1杯飲みたいんだけど、ピニャ・コラーダ頼んでもいい? 今日は飲みたい気分なんだよね。

ムーギー:駄目だ。あなたはピニャ・コラーダ1杯に値するほど意義あるコメントをくれていない。このような教訓に乏しいインタビューをしていると、東洋経済から私が手足を切られたり頭部を吹き飛ばされたりしてしまう。

話は戻るが、亜美は気が強くてサディスティックに見えるだけに、ひょっとしてそういう傲慢な男にわがまま放題されるのが潜在的に好きとか、けったいな心の闇を抱えているのではないか。

亜美:絶対ないからそんなの。あんな結婚、ほんとにもうこりごり。旦那は旦那で私がロンドンの仕事で忙しいから、もっと自分にかまってほしかった、それですねて暴力的な言葉を吐いてしまったと言っていたけど……。気持ちはわかるんだけどもう無理ね。

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