香川らに学ぶ、多国籍チームへの溶け込み方 サッカー海外組が実践する、3つの方法論

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代理人のツテを活かす

3つ目は、「口利きを利用する」ケースである。

内田篤人が2010年夏にシャルケに加入したとき、最も助けてくれたのがドイツ代表GKのマヌエル・ノイアーだった。内田とノイアーの代理人は同じ人物で、その代理人がノイアーに「よろしく頼むぞ」と声をかけてくれていたのだ。

内田は意図してなかったかもしれないが、代理人を選ぶときに、その人物が持っているネットワークまで考慮しておけば、こういうツテやパイプが生かせることになる。

いくらコミュニケーション能力が高くても、実力がなければ同僚からは認められない。だが、コミュニケーションでつまずいて、実力が発揮できないのはあまりにももったいない。異国のグループに飛び込むときは、溶け込むためのアイデアがカギになる。

木崎 伸也 スポーツライター

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きざき しんや / Shinya Kizaki

1975年東京都生まれ。中央大学大学院理工学研究科物理学専攻修士課程修了。2002年夏にオランダに移住し、翌年からドイツを拠点に活動。高原直泰や稲本潤一などの日本人選手を中心に、欧州サッカーを取材した。2009年2月に日本に帰国し、『Number』『週刊東洋経済』『週刊サッカーダイジェスト』『サッカー批評』『フットボールサミット』などに寄稿。おもな著書に『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『クライフ哲学ノススメ 試合の流れを読む14の鉄則』(サッカー小僧新書)など。

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