絶好調JINSメガネ、次の一手 ドライアイ対策に着目、ドライブスルー型出店も
下期(13年3~8月)は広告宣伝費を増やす計画だが、売り上げの増加で吸収できる見通しで、今年度1年を通じた営業利益は前期比2.5倍の67億円を見込んでいる。
JINS PCの拡販で手いっぱいだが…
今後の焦点は、この勢いがどこまで続くのかだ。いずれ拡大スピードは鈍化するだろうが、次の成長に向けた仕込みもすでに行われている。
たとえば、フレームに内蔵したポケットから水が蒸発して目の乾燥(ドライアイ)を防ぐ眼鏡「JINS Moisture(モイスチャー)」という商品があるが、ジェイアイエヌの田中仁社長によれば、「JINS PCの販売で手いっぱいで、JINS Moistureは、マーケティングなどに手が回っていない」という。先行してヒットしているJINS PCやJINS 花粉cutのようにその機能性をしっかりと訴えれば、拡販の余地があるとも言える。
駅ビルやショッピングセンターを中心としてきた出店形態についても、新たな可能性を探っている。4月19日には、ドライブスルーで眼鏡が買えるロードサイド型店舗を群馬県前橋市に出店した。これは郊外での出店拡大を見据えた取り組みだ。それ以外にも、今後は4月12日に札幌で出店したような大都市型の大型店舗を、全国で順次展開する計画も立てている。
成熟市場の眼鏡業界で、飛ぶ鳥を落とす勢いのジェイアイエヌ。拡大意欲はまだまだ旺盛だ。
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