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キャリア・教育 #日本の教育では、「本物の日本人」は生まれない

本物のリベラルアーツを日本人は知らない
リベラルアーツとは何か(下)

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「女子大はやめたほうがいい」

私の娘は、2001年9月、こうしたリベラルアーツカレッジのひとつベイツ・カレッジに入学した。娘がインターに通うようになってから、私は、それまでほとんど関心がなかった欧米の教育制度、特に大学について調べた。

そうして、ここまで書いてきたことをやっとのことで理解し、リベラルアーツカレッジへの進学を娘に勧めた。

「女の子だから、ナショナルユニバーシティーズ(全国規模の総合大学)より、やはりリベラルアーツがいいと思う。でも、セブンシスターズのような女子大はやめたほうがいい。変に男の子を意識してしまうから」というのが、このとき、アメリカの大学院で助手をしていた従姉の息子のアドバイスだった。

結局、娘はメイン州のベイツ・カレッジに進学することになった。

メイン州は、ヘンリー・ソローが名作『森の生活』(The Life in the Wood)で描いたように、ニューイングランド最北の森と湖の美しい州である。ベイツ・カレッジは、そうしたメイン州の内陸の小さな町、ルイストンにあり、キャンパスの周囲には深い森や小高い山があって、キャンパス内には小さな湖レイク・アンドリューがあった。

アメリカのリベラルアーツカレッジの多くはニューイングランドに点在している。そして、ほとんどが都会から離れた田園地帯か小さな町に、キャンパスを持っている。

ルイストンという町は、人口3万人ほどで、メインストリートを歩いていても人通りはまばら。メインストリートといってもほんの数百メートルで、夜開いているレストランも2、3軒しかなかった。アメリカは車社会だから、日本のように鉄道の駅前に一極集中的な街並みはできない。とはいえ、町のほとんどの商店がさびれているのには驚いた。

これは、周囲に大型のショッピングモールやウォルマートができたせいである。日本で地方都市の「シャッター通り」が問題になる以前から、アメリカでは地方都市で同じような問題が起きていた。ルイストンも例外ではなく、この町では大学以外はまったく活気がなかった。

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【入学式に親が行くのは過保護か】

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