給料・大格差時代 賃上げ狂騒曲を尻目に給与の二極化が進む

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だが現実には、日本の平均賃金は10年以上にわたって下落している(図3)。ベアはおろか定昇すらままならないのが日本企業の現状だ。

満額回答は「お布施」 増える寸志程度の賞与

日本生産性本部が上場企業を対象に行った調査によれば、定昇制度で定年まで基本給が増えるのは少数派で、全体の2割にも満たない(図4)。定昇制度がある場合でも、平均して50歳前には定昇が止まる。早いところは27歳時だ。約4割の上場企業ではそもそも定昇制度がない。

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