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ディズニーシー、ダッフィーなぜバカ売れ? スプリングヴォヤッジを半月早めたワケ

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ダッフィーとシェリーメイが、ミッキー並み主役に

そして、絶叫系アトラクションで知られるタワー・オブ・テラーの隣、アメリカンウォーターフロントにあるウォーターフロントパークで演じられるのが「イースター・イン・ニューヨーク」(上写真)。ここでもミッキー、ミニー、ダッフィー、シェリーメイが、花で飾り立てられたビッグシティ・ヴィークルに乗って登場し、イースターを祝う春のニューヨークのパーティーに参加する。

ドナルドダック、デイジーダック、グーフィー、マックス、チップ&デールなどのキャラクターも出演するが、ミッキーたち主役4人はショーステージには上がらず、観客たちの間を縫うようショーエリアを歩き回る。出演者がゲストに対して踊りやポーズをレクチャーして一緒に演じる“ゲスト参加型”を多用しているのが「イースター・イン・ニューヨーク」の特徴だ。

「イースター・イン・ニューヨーク」に登場したダッフィー(右)とシェリーメイ(左)

スプリングヴォヤッジの3つのショーに共通するのは、ミッキーというディズニー最強のキャラクターに伍して、ダッフィーとシェリーメイというTDSの独自キャラクターが主役を張る点である。

ダッフィーはもともと、ミッキーが長い航海に出る前夜に、独りぼっちで寂しくならないようにと、ミニーが作ってミッキーにプレゼントしたテディベアのぬいぐるみ。そのテディベアはダッフルバッグに入れられていたため「ダッフィー」と名付けられた。そうしたコンセプトが形作られたのは、まさに日本のTDSにおいてのことだ。

TDSとTDLからなる東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドは、スプリングヴォヤッジ以外にも、年間を通してさまざまな季節イベントを行っている。2012年度(12年4月~13年3月)は、スプリングヴォヤッジ以外にも「イースター」「七夕」「夏祭り」「ハロウィーン」「クリスマス」「お正月」など、12のイベント(ハロウィーン、クリスマスなど両パークで実施のイベントは別々にカウント)を実施した。

その中で、キャラクターの名称がついたイベントは、この「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」のみ。オリエンタルランドが、いかにこのダッフィー&シェリーメイを大事に育てようとしているかが見て取れる。

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【上西社長が現場に】

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