ブランド化で「農産物のベンツ」をめざせ
日本の農業はものすごいポテンシャルを秘めていますが、人口が減少していく国内市場を相手にするだけでは、この先どうしても限界に直面してしまいます。そうであるならば、自動車と同じように、農業も世界の市場に出ていくべきなのです。
ただし注意すべき点は、日本が農業で成功するためには、けっして安さを売りにした価格競争には付き合ってはいけないということです。日本の農業が目指すべきは、高いブランド価値を持った「農産物でのアップルであり、メルセデスベンツやBMW」なのです。「日本のものしか買いたくない」という指名買いの消費者を、どれだけ持てるようになるかが勝負です。
TPPは日本の農業を強くするチャンスです。韓国やオランダのように工夫をこらせば、農業は輸出産業として育つ可能性が高いと言えるでしょう。
詳しい話は、私の最新刊『アメリカの世界戦略に乗って、日本経済は大復活する!』(東洋経済新報社)をご覧いただけると理解が深まると思います。
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