「トップ営業になる」という目標がダメな理由

成果を出すには、目標の立て方から変えよう

最初は、「何を目標としないかを明らかにする」についてです。

何を目標としないかを明らかにする

目標の立て方の中で、いちばん大切なのが、実はこの「何を目標としないかを決める」ということです。これはとても大切なことです。目標を立てるときには、達成する目標にばかり目が向いてしまうものです。達成したいことが目標なのですから、達成する必要のないものは目標でも何でもありません。本来はそれでいいはずです。

でも、目標ではないからといって、それを曖昧にしておいてもいいかといえば、そうではありません。達成する必要がないものについても、はっきりと決めておかなければならないのです。「何を目標としないか」ということは、達成する目標と同じくらい大切なものです。

なぜならば、世の中の多くの物事は、トレードオフの関係にあります。一方を立てれば、もう一方が立たないということがよく起きます。むしろ、何かを達成するためには、何かを犠牲にしなければならないことのほうが多いかもしれません。

たとえば、「上司から頼まれたことをすべてやろうとしたら、プライベートの時間がなくなってしまった」などという話をよく聞くのではないでしょうか。これは、任された仕事を処理するという目標ばかりに目が向いていて、プライベートの目標を決めていなかったことが原因です。あいまいにしておかないで、「上司の求める水準を達成するためには、プライベートの時間を持つことは目標としない」などとはっきりと決めていれば、このような問題は起こりません。

逆に、「上司から任された仕事であっても、やりきれない仕事はきっぱり断る。頼まれた仕事をすべてやり切ることは目標としない」と決めていれば、この目標に合った行動が取れたはずです。あとになって、自分の時間がなくなってしまった、もっとプライベートの時間も充実させたかったなどと、後悔することもないでしょう。このように、何を目標とはしないかをはっきりと決めることはとても大切なことなのです。

次ページ2つ目は、達成された姿を描き出すこと
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