富士通、パナが「半導体再編」を急ぐ事情

見切り発車のシステムLSIの事業統合

再編を通じて日本の半導体産業は復活できるのか。

富士通とパナソニックは7日、今年の中頃をメドにシステムLSI設計・開発の統合を検討することで基本合意した。約1年前から2社と同事業の統合を話し合ってきたルネサスエレクトロニクスは、合意に名を連ねなかった。

深刻な経営危機に陥っているルネサスは、昨年12月に産業革新機構などから1500億円の出資を受け経営再建を図る方針を示したばかり。具体的な切り離し分野やそれに伴うリストラなどを決められなかった。

「ルネサスのリストラが進まないと難しい」(富士通首脳)。遅々として進まない交渉に富士通がしびれを切らした。ただし、「あらゆる可能性を検討していく」(パナソニック)との声もあり、見切り発車であることは否めない。

次ページ富士通のウミ出し
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スクープ! 積水ハウス地面師事件<br>「封印された報告書」の全貌

「なぜ積水はだまされたのか」。2年前の地面師グループによる大型詐欺事件。謎を解く同社の内部資料を本誌が独自に入手した。だまされた積水が調査報告書の公開を拒む理由は。取引を承認した役員が現在も要職にある“闇”をいま明かす。