富士通、パナが「半導体再編」を急ぐ事情

見切り発車のシステムLSIの事業統合

再編を通じて日本の半導体産業は復活できるのか。

富士通とパナソニックは7日、今年の中頃をメドにシステムLSI設計・開発の統合を検討することで基本合意した。約1年前から2社と同事業の統合を話し合ってきたルネサスエレクトロニクスは、合意に名を連ねなかった。

深刻な経営危機に陥っているルネサスは、昨年12月に産業革新機構などから1500億円の出資を受け経営再建を図る方針を示したばかり。具体的な切り離し分野やそれに伴うリストラなどを決められなかった。

「ルネサスのリストラが進まないと難しい」(富士通首脳)。遅々として進まない交渉に富士通がしびれを切らした。ただし、「あらゆる可能性を検討していく」(パナソニック)との声もあり、見切り発車であることは否めない。

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