PGM、アコーディア買収失敗の“その後" 新生・村上ファンドも絡み統合話再燃か

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ゴルフ場への来場者数は、11年12月期に響いた震災影響を脱したことや、12年4月からウェブ予約サイトを強化したことなどにより前期比10%増の706万人と、10年12月期(705万人)並みまで盛り返した。しかし、顧客単価の下落が止まらず、10年12月期の9710円、11年12月期の9401円に対し、12年12月期は9247円まで落ち込んだ。

決算期が違うことなどにより単純比較は難しいが、ライバルであるアコーディアの顧客単価は、11年3月期が9873円、12年3月期が9666円で、今13年3月期の会社想定は9742円と下げ止まりを想定。足元ではアコーディアとPGMとの差は開く一方となっている。

収益力の差がストレートに株価に出る局面に

両社の収益力の差は、TOB終了でひとまず株価変動が一服した両社の株価の差にも表れている。

PGMがアコーディアに対するTOBを発表する直前である昨年11月15日の株価水準(終値ベース)は、アコーディアの5万3200円に対し、PGMは6万4200円と1万円超上回っていた。が、アコーディアは昨年4月以降、両社の経営統合問題が微妙に絡んだ前社長のコンプライアンス問題が浮上し、実力よりも株価が低迷していた面も大きい。

TOBに当たってPGMはアコーディア株の買い付け価格を、直前の時価(5万3200円)を5割前後も上回る8万1000円に設定した。さらにレノがTOB攻防戦に“乱入”する形でアコーディア株を買い進めた結果、アコーディアの株価は一時9万円を突破した。足元では市場の思惑買いも多少一服した感はあるものの、アコーディアの株価は依然、8万円強をキープしている。

一方でPGMの株価は、TOBの成功でアコーディアを子会社化すれば業容が一変するとの期待から、昨年末には一時7万5800円まで上げる場面もあったものの、TOB失敗によって結局、6万9000円前後に落ち着いた。この間、総選挙での自民党圧勝に伴う「安倍バブル」で日経平均株価が3割前後もハネ上がったことを考えると、PGM株に対する市場の評価はいま一つといえる。

期初計画は控えめ、利益の上積み策は

PGMは今回、前期決算と同時に今13年12月期の会社計画も発表した。売上高は前期比2.9%増の779億円、営業利益は同2.8%増の105億円と、小幅増収増益を見込んでいる。「着実にやれる数字をやり、プラスアルファがあれば上乗せしていく」(神田社長)という、やや控えめな見通しにとどまった。

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