ただ、マンキューやクルーグマンといった有数の経済学者の中にも、政策金利がゼロになると金利を通じた景気への効果が弱くなるので、財政政策による後押しは必要だという意見は多い。彼らとは意見が若干異なり、私はゼロ金利でも金融政策が効く経路はなくならないと考えている。主役は金融政策、財政政策が脇役だ。
アベノミクスについて、足元では財政で後押しするが、2013年度の本予算では拡張型の財政をとらないと聞いている。かつて、日本経済が高度成長をした秘訣は、民間活力を生かすためのイージーマネー(金融緩和)とタイトバジェット(財政節度)だった。金融を使わずに財政でムチを振るうと、かえって民間活力が抑制される。
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