「い・ろ・は・す」を20億本売った”女マネ” 新世代リーダー 小林 麻美 日本コカ・コーラ マネジャー

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再就職して見つけた仕事観

大ヒットの立役者となった小林麻美さんだが、26歳のとき、いったん日本コカ・コーラを退職している。夫の転勤について一緒に北海道に行くためだった。

数カ月の専業主婦をした後、北海道でリクルートに就職。「まったく違う仕事をしましたが、コカ・コーラに戻りたい、マーケティングの仕事がしたい、と考えるようになりました」

日本コカ・コーラには再就職の制度があるわけではない。しかし、以前の職場の上司に頼み込み、採用試験をうけて、見事合格。もう一度、コカ・コーラに戻ってくることができた。「一度、日本コカ・コーラを離れて違う仕事についたことで、いろいろな考え方があることを実感しました。いろいろな意味で、気楽に仕事ができるようになったかな・・・」

「い・ろ・は・す」発売から、あっという間に4年が経とうとしている。「まだまだ飲料の中では新しいブランドです。水を買うことで環境を考えるきっかけになる、そんなブランドに育って欲しい。さらに「い・ろ・は・す」が根付くためにはどうしたらよいのか、考えていきたい」。ミネラル・ウォーター市場に新しい風を吹き込んだ「新世代リーダー」は、柔らかい笑顔で今日もメンバーと「い・ろ・は・す」に向き合っている。

(撮影:今井 康一)

島田 知穂 東洋経済 記者
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