富裕層のニーズをガッチリつかむ
国内企業でこれほどの成長性と収益性を示していて、かつ予想PERが15倍台にとどまっている企業はほとんどないと思いますが、経済全体が著しく成長しながらも、まだ金融市場への参加者がそれほど多くない東南アジアには、同様の企業がほかにもいくつか存在します。
私もインドネシアを視察したときに、アラム・ステラ不動産が運営する拠点をいくつか視察しましたが、どこも住宅の多くが順調に売れており、商業施設もにぎわっていました。写真は、アラム・ステラ不動産が運営する商業施設の車寄せを撮影したものですが、現地の富裕層の家族が運転手付きの車で数多く訪れており、盛況でした。
ジャカルタ市内のショッピングモールとは異なり、高級ブランドショップはなく、スーパーマーケットやカジュアルな衣服店、レストランが中心の店舗ラインナップで、多くの家族が長い時間を施設内で過ごしているようでした。
アラム・ステラ不動産が運営するショッピングモールに限らず、東南アジアの大きな商業施設には必ず広い子供の遊び場が併設されています。私の子供が遊んでいる間に、近くにいた何人かのナニー(乳母、住み込みで乳幼児の教育や世話をする女性)に話を聞くと、雇い主は全員アラム・ステラ不動産が手掛ける、商業施設周辺の住居を購入していました。
市内の喧噪を嫌い、郊外に落ち着いた生活空間を求めるという、先進国が数十年前に経験したのと同じ現象がインドネシアで起きており、アラム・ステラ不動産はそれに見事に対応して、業績を大きく伸ばしているようです。アラム・ステラ不動産の株式は、楽天証券で売買可能です。
次回は、東南アジア第2の経済規模を誇る、タイからオススメの投資先を紹介します。
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