ジャカルタの超有望不動産会社に投資する

三菱地所株よりも、リターンは大きい?

インドネシアでは、経済拡大とともに大都市への人口流入が続いており、首都のジャカルタは人口2600万人と、世界第2位の都市圏(世界最大の都市圏は東京・横浜エリアの人口3500万人)になっています。鉄道や地下鉄の整備も急ピッチで進んでいく予定ですが、この人口流入には追いつかず、多くの富裕層・中間層は郊外に居を構えるようになってきています。

ジャカルタの超有望デベロッパー、アラム・ステラ不動産

今回紹介するアラム・ステラ不動産は、この市域の拡大にうまく対応していて、ジャカルタ郊外にショッピングモールなど商業施設と住居が近接する、エリア一体型の開発を手掛けている企業です。まだ、設立されてから5年程度、上場してから1年程度の非常に若い企業ですが、業績は極めて順調です。

売り上げと営業利益の推移ですが、グラフにあるように、非常に堅調に推移しています。2009年度に売り上げが前年より落ち込んでいますが、同年度も営業利益は拡大しており、売り上げも翌年以降は増加傾向に戻っていることから、それほど重要視する必要はないでしょう。

東南アジアの若い企業には、アラム・ステラ不動産のように売り上げが急拡大している企業はたくさんありますが、本業からの利益である営業利益が売り上げ以上のペースで拡大している企業はそれほど多くありません。収益性も直近年度で、営業利益率が50%以上、ROEが20%以上と文句ありません。

たとえば、日本の三菱地所や三井不動産も不動産の分野では優良企業ですが、三菱地所の前2012年3月期の売上高は1兆0130億円、営業利益は1462億円。またROEは4.5%です。成熟国の不動産企業と、新興国のそれとを同じようには比較できませんが、アラム・ステラ不動産に勢いがあるのが、おわかりいただけると思います。

当然、このような業績を背景として、上場してからの株価は大きく上昇してきますが、予想PER(株価収益率)は15.3倍(1月30日時点)と、割高ではない水準にとどまっています。

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