大企業と中小企業の違い
私の場合、外からの多様な提案のうち、以上3つの要素のうちどれか1つでもこれというものがあれば、前向きに考えてきたように感じています。
さて、こうして中小の再生企業においては内外の力を結集し会社の組織・人材面を強化していきますが、それとは逆に大企業であるがゆえに発生する問題も存在します。
たとえば私が経験した典型的なものとして、大企業になるほどに一人の人間の認知できる範囲が事業領域の広がりに追いつかず、経営判断しようにも事業を知らないので判断しようがないという問題がありました。
今のバス会社はもちろん大企業ではありませんが、小さいながらバス・タクシー・旅行代理店・自動車整備・人材派遣・・・と事業領域は多岐にわたります。そうなると、当社のような規模の会社でさえ、事業判断で知っておくべき量と深さが自分のキャパを超えそうになる場合があります。とても悩ましいことです。
そのあたりの問題を拡大解釈し、次回は無手勝流ではありますが実務におけるマルチタスクの対応の仕方について考えていきたいと思います。
※ 本文は筆者の個人的見解であり、所属する組織・団体を代表するものではありません。
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