投票に行かない?そんな若者は本当にバカだ

田原総一朗が喝!「その一票が政治を動かす」

「投票に行かないのはバカ」とキッパリ
わたくし、TKO木本武宏が、複雑な現代の世の中についてその道のエキスパートに教えを乞う対談。第5タームはジャーナリストの田原総一朗さんに参院選のこと、日本の若者はどうなるのか、ジャーナリズムはどうなるのか、といったことを教わりました。
最初の講義は「参院選の争点はどこにあるのか」。お話を伺ったのは7月6日。選挙前に読んでもらわないと意味がない!ということで編集部が超高速でまとめてくれましたよ。みなさん、10日は投票に行きましょうね。「選挙にいかないのはバカだ」「棄権は現政権への支持」という田原さんの言葉、きちんと噛みしめましょう。

参院選はなぜ盛り上がっていないのか?

この連載の過去記事はこちら

木本:いよいよ7月10日が参院選の投票日です。今日は6日ですけれども、今回の参院選、あまり盛り上がっていないように思います。なんででしょうか。

田原:それは、与党と野党の争点がないからだね。今回の参議院選挙では、「予定していた消費増税を先送りする。ついては国民に信を問いたい」。これが争点だったんです。それを民進党代表の岡田克也さんが、先回りして「先送り賛成」だといった。日本共産党も消費税のアップがないのは賛成だと。だから争点がなくなった。全部の党が消費税アップは先送りでいいとなったので。

木本:野党は常に安倍(晋三)政権を鋭く批判しているようにみえますけど。そこが争点にならないのでしょうか。

田原:ならない。野党はまずアベノミクスが失敗だというけれど、自民党は成功していると言っている。自民党の言い分は、いま失業率が3.2%で、それは世界と比較しても極めて低い水準にある。有効求人倍率も1.34倍とやたらに高い。そして企業の収益率は過去最高だ、と。景気は良くなっているというのが自民党の主張。それに対して、野党は「物価を2%上げると宣言しておきながら上がっていない。実質賃金も下がっている。アベノミクスは失敗だ」と批判する。どちらの主張もある面で正しく、ある面で間違っている。つまり経済にはいろいろな数字があってわかりにくい。だから争点にはならないんだね。

次ページ安倍政権が支持される理由は?
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • グローバルアイ
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
トレンドライブラリーAD
人気の動画
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
私大トップ校の次の戦略<br>早慶上理・MARCH・関関同立

受験生確保や偏差値で高い水準を誇る関東・関西のトップ私大13校。少子化や世界との競争といった課題に立ち向かうための「次の一手」とは。大きく揺れる受験動向や、偏差値や志願倍率と比べて就職のパフォーマンスが高い大学・学部なども検証します。

東洋経済education×ICT