・(内定の)インターン枠があると聞いた
・友人がインターンシップで内々定をもらっていた
・実際インターンを受けた学生を優先して採用する企業があると知っているから
・インターンに参加した企業は、全て最終面接まで行ったから
・インターンシップに参加した企業が3社あったが、1社はそのまま内定、そのほか2社も優先選考を案内された
・インターンシップに行った企業は特別選考ルートを案内されて、早期に内々定を頂いたから
インターンシップを受けると、選考のステップのいくつかが免除される、特別な枠のセミナーや選考ルートを案内される、直接内定に結びつくなどの具体的なメリットが企業側から提供されている。受けてみて初めて分かるケースと、あらかじめ知らされるケースがあるようだ。次は、インターンシップの重要性がさらに増しているとの回答である。
インターンシップを受けないと内定を得られない?
・インターンシップ参加者をメインに採っている企業があったから
・インターンシップのみで採用募集枠が埋まり、自由応募枠から採用されないケースがあったから
こうなると、インターンシップを受けないとその企業の内定を獲得することが困難になってしまうので、事前に調べておくことが重要になる。こうした企業は、外資系企業、メガベンチャー企業などに多く、早期にインターンシップでスクリーニングし、大手企業の選考が始まる前に内定を出し、学生を囲い込んでいくのである。インターンシップを採用手法の中心に据える企業はまだそれほど多くはないが、今後増えていく可能性は否定できない。
では企業側から見ると、インターンシップからどの程度の学生を採用しているのだろうか。
インターンシップを2017年卒生に対して実施した企業に対して「内定者に占めるインターンシップ経験者の比率」を聞いたところ、全体では0(まったく採用していない)が25%、20%未満が41%、20~40%未満が14%、40%以上が20%という回答だった。
これを従業員規模300人以下の中小企業に絞ると、0が38%、20%未満が17%、20~40%未満が13%、40%以上が33%と、全体傾向より高めの数値が出ている。なお、インターンシップ経験者が100%という企業が全体で5%、従業員規模300人以下で13%もあるのには驚く。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら