バングラ襲撃でISテロは「新段階」へ突入した 予想以上に厄介で危険な存在になっている
バングラデシュ軍は7月2日にダッカの大使館街の高級レストランに突入し、11時間にわたる銃撃犯とのこう着状態を終わらせた。彼らは常連客を切り殺して、その大虐殺の写真を過激派組織「イスラム国(IS)」に送った。ISはこのテロ攻撃に関する犯行声明を出していた。
死亡した人質20人のほとんどは外国人だった。このテロ攻撃は、イスラム武装勢力による一連の攻撃としては史上最悪で最も大胆な犯行であり、バングラデシュの世俗的な社会基盤をも揺るがした。
しかしこの攻撃は、米フロリダ州オーランドの銃撃事件を含めた他の国々での最近のテロと同様、ISによる残忍な報復であると、欧米の諜報機関関係者は考えている。ISはイラクやシリアで領土を失うにつれ、世界中の他の場所でますますテロを指示し、鼓舞し始めているからだ。
鋭利な武器で「残忍な」攻撃
犠牲者のほとんどが、鋭利な武器で「残忍な」攻撃を受けていた、と軍の報道官は述べた。逃げおおせた調理担当者は、テロ犯が拳銃、ナイフ、爆弾で武装していたと語った。
軍によると、奇襲部隊は突入によって人質13人を救出。テロ犯のうち6人を殺害し、1人を逮捕した。