財務データで絞り込み、手軽なETFも有力 東南アジア成長企業への投資法

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ただ、通常のアクティブタイプの投資信託は、いずれも購入手数料(購入ときにのみかかる)が3~4%で、信託報酬(保有している限り毎年かかる)が1.5~2%と、インデックスタイプの投資信託よりもはるかに高いですから、オススメしません。

上表にあるように、コストが圧倒的に安いインデックスタイプのETFを中心に検討してみてください。ここで紹介しているETFはすべて、ネット証券の大手3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)で売買することが可能です。

1つ気をつけなければならないのは、どの証券会社でも海外ETFの売買には、最低1000~2000円の取引手数料がかかってきますから、あまり少額の売買では、ETFのコストメリットが十分に享受できないことです。20万~30万円の金額を1つの商品に投資することがいいでしょう。

また、今回紹介したような財務比較はSPEEDAなどの有料ツールを利用すれば簡単に行えますから、数千万円以上の金額を海外投資に振り向け、自分で財務分析を行っていく余裕がある人は利用を検討してください。

次回からはいよいよ、今回のコラムで解説した財務分析で浮上してくる、オススメの投資先企業を紹介していきます。

岡村 聡 フィナンシャルプランナー

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おかむらさとし / Satoshi Okamura

夫婦で投資アドバイザーの会社「S&S investments」を経営。有料の個別相談から、個人投資家向けのファイナンシャルリテラシー向上を目的としたセミナー、ビジネス誌やマネー誌を中心とした雑誌などメディアへの執筆・出演、個人投資家向けの書籍発行、海外移住等のアドバイスにいたるまで幅広い分野をこなす。シンガポールに営業拠点を設立、2013年からは常駐、現地で子育ても。夫で社長の聡氏は「半年日本、半年海外」のペースでアジアを中心に世界を飛び回りつつ、個人投資家の海外投資のアドバイザリー業務を本格化へ。

■東京大学大学院修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーなどを経て、2010年に株式会社S&S investmentsを設立、代表取締役に。著書に『完全レベル別30~50代のための海外投資「超」入門』(小社刊)など。

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岡村 さとみ フィナンシャルプランナー

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おかむらさとみ / Satomi Okamura

夫婦で投資アドバイザーの会社「S&S investments」を経営。有料の個別相談から、個人投資家向けのファイナンシャルリテラシー向上を目的としたセミナー、ビジネス誌やマネー誌を中 心とした雑誌などメディアへの執筆・出演、個人投資家向けの書籍発行、海外移住等のアドバイスにいたるまで幅広い分野をこなす。シンガポールに営業拠点を 設立、2013年からは常駐、現地で子育ても。夫で社長の聡氏は「半年日本、半年海外」のペースでアジアを中心に世界を飛び回りつつ、個人投資家の海外投 資のアドバイザリー業務を本格化へ。

■早稲田大学大学院修了。外資系証券会社の自己勘定部門で約6年間、クオンツ取引に携わる。

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