ブリオ快走でホンダ系がインドネシア新工場 東南ア最大市場に部品も進出

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東南アジア最大の自動車市場インドネシアは、夜になってもラッシュが続く(写真はジャカルタ市内)

ホンダ系のサスペンションメーカー、エフテックは12月12日、2013年1月にインドネシアのカラワン県カラワン工業団地に自動車用サスペンション部品を製造する子会社を設立すると発表した。資本金は5億円で、商社等の出資も受ける。13年9月から生産を開始する予定だ。

インドネシアの自動車市場は11年にタイを抜き、東南アジア最大の規模となった。引き続き高い成長が見込まれているうえ、歴史的に日系メーカーのブランド力が強く、日系各社の積極的な投資が続いている。

ホンダも年間6万台の生産能力を持つ現工場に加え、14年中の稼働に向けて年産12万台の新工場を建設中だ。ホンダは新工場で、アジア新興市場専用に開発された「ブリオ」を主に生産する予定で、13年には既存工場で先行的にブリオの生産を開始する。

エフテックが新たに進出するのは、このホンダのインドネシア強化に対応したもの。ホンダ新工場の生産が本格化する16年3月期には業績に貢献してきそうだ。

丸山 尚文 東洋経済 記者

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まるやま たかふみ / Takafumi Maruyama

個人向け株式投資雑誌『会社四季報プロ500』編集長。『週刊東洋経済』編集部、「東洋経済オンライン」編集長、通信、自動車業界担当などを経て現職

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