新入社員はトートバッグを使ってはいけない 先輩も参考にしたいビジネスバッグ選定術

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もっとも、最近はブリーフケースでも、ショルダーストラップがついた2WAYタイプが定番だ。さらにリュックにもなる3WAYバッグのタイプも流行っている。これらを選ぶのももちろん結構だが、ジャケット着用時はやはり襟や肩をしわくちゃにしてしまう。クールビズ時期でシャツ姿のとき以外は、やっぱりハンドル手持ちの1WAY使いでいきたい。

ナイロン地なら10年は使える

バッグ選びの基本3 最初の一つは、ナイロンで!

「自立する」「ブリーフケース」タイプのバッグを選ぶべし――。

ここまでスクリーニングできたら、次は素材と色を絞りたい。まず素材は、大きく別れると、レザーとナイロンの二択になるだろうが、新人の最初の一つとなればズバリ、ナイロンを推したい。中でも軍用に開発されたバリスティックナイロンのような、堅牢なナイロンを使ったバッグを選ぶのが良さそうだ。

「職種にもよるでしょうが、新人の頃はハードに動きまわることが多いはず。日常使いをしてすぐにクタッとなるような素材は不向きですからね。レザーは質感や高級感などもふくめて魅力的ですが、手入れも大変。バリスティックナイロンを使った知られたブランドのバッグは4万円以上しますが、多少乱暴に使っても10年は使える。コストパフォーマンスという意味でもオススメです」(黒岩氏)

だからといって、山手線より山が似合いそうな、アウトドアメーカーのロゴがバリバリに主張するナイロンバッグや、西武線より西部戦線が似合いそうな、本気の軍用バッグを選ぶのは、やめたほうがいい。

バッグ選びの基本4 最初の一つは、黒一択で!

色については、ナイロンだとネイビーや茶系、オリーブなどもあるが、「黒」を選べば間違いない。

「靴やベルト、バッグなどは、色味を揃えるのがコーディネートの基本。一方で、ビジネスシューズの基本の一足が黒靴なので、それとのコーディネートを考えると、新人の最初のひとつには、黒いバッグを選ぶのが無難でしょう。また茶の靴とあわせても、ナイロン素材の黒ならば、素材感が違うのでむしろ違和感が出ないのもメリット。オールマイティに使えます」(黒岩氏)

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