フレッシュネスの「ちょい飲み」は本気だった 日本酒の発酵酵母を使ったバンズがウリ
中でも工夫した点が、ビールのサーバーだという。
「これを外から見える位置に配置したことで、一目でアルコールの店ということがわかる」(船曵常務取締役)
1号店の主役がハンバーガーだとすれば、2号店の主役を張るのは、オリジナルのクラフトビールだろう。「ペールエール」「アルト」「ブラウンエール」(レギュラーサイズ880円)の3種類は、近郊の地ビールメーカーに依頼し、フレッシュネスのコンセプトにマッチしたものを開発。船曵常務取締役によると、「印象では、クラフトビールとしては価格も他店に比べ2割程度低く提供できているのでは」とのことだ。
それ以外のドリンクのメニューも豊富で、クラフトビール3種類の飲み比べができる980円のセットのほか、3種類の生ビール、ボトルワインやカクテル類、ウイスキーなど、ひととおり用意している。
オススメメニューは「ムール貝のビール蒸し」
フードメニューは、ビールやワインに合うおつまみを主力に幅広くそろえた。イチオシは、ムール貝のビール蒸しだそうだ。定番の白ワイン蒸しもあるが、「店舗で提供しているクラフトビールを使ったビール蒸しなので、ぜひ相性のよさを味わっていただきたい」とのこと。
そのほか、ポテトや枝豆、チキンといった飲み屋の定番料理は「300円メニュー」「500円メニュー」と価格帯で分けてメニューに掲載し、より気軽に頼めるよう工夫している。
この店舗では脇役を務めるハンバーガーも、素材にこだわったフレッシュネス自慢の品だ。こだわりは、肉のジューシーさをしっかりと出すために、8ミリの粗挽きにした100%ビーフの肉を使ったクオーターパウンドのパティ。バンズは日本酒の発酵酵母「酒種」を使用したもので、米の甘みや風味、弾力があり、歯ごたえのあるパティとの相性がよいのだという。メニューに載っているのは1430円でボリュームたっぷりのクラウンバーガー、ハンバーガー、チーズバーガーの3種だが、トッピングでアレンジを加えることもできる。
では、このように思い切って夜間にシフトした同店の反響は、どうなのだろうか。
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