パーティ大国フランスで、宴会芸をやってみた

外国人エリートたちとの社交の秘訣

相手を知的に楽しませる

さて、忙しいグローバルエリートと関係を構築する上で重要なのは、社交の場であなたのウィットと幅広い分野への豊かな知識、およびユーモアのセンスを披露し、相手を魅了することだ。

たとえば国際的な社交の場やビジネスの場で、仕事の話しかできない人は軽く見られる傾向がある。私の参加した無数のビジネスディナーミーティングでも、偉い人々がはるばるヨーロッパやアジアから集まって何を話すかと思いきや、ひたすら歴史や美術、趣味の話に終始したことも少なくない。

意外とこのような幅広い分野のヨタ話が重要で、仕事以外の場でにじみ出る教養やマナーで自分のレベルが値踏みされる傾向にある。そして構築されたプライベートな関係が、ビジネスの関係に発展していくのだ。

案件獲得に燃えるあなたは目を血走らせて仕事の話ばかりをするのではなく、はるばるヘルシンキからお越しくださったお客様にあなたの人間的な深みや面白さを伝えて“一緒にいるとこいつは楽しい”という感覚を、動物的本能のレベルで相手に叩き込まなければならない。そのためにも日ごろから歴史的・哲学的・文化的な見識を高めるため読書や旅行で日々視野を広げておこう。

ただし、これらはいわば常識で誰もがすることであり、これしきのことではあなたの存在感を強く印象付けることはできない。数百人の参加者の中からひとつ飛び出て力強い印象を与え、人間関係構築の糸口を創るのは、 やはり“ライオンハート”、つまるところ、時に恥じらいを捨て人前に躍り出る勇気である。

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