絵本の女性はなぜエプロン姿で描かれるのか 幼い子どもに刷り込まれる「理想の母親像」
「女性活躍」が叫ばれる中、世の中にある矛盾
各種の新聞やテレビ、雑誌、ネットメディアなどで「女性の社会進出」や「女性活躍」というキーワードが並ぶ昨今。国も企業も躍起になって女性活用を進めています。一方で、世の中にある「固定観念」を形成する土台は、それとは矛盾したままになっているものもあります。
子どもたちに「こんな本を借りると良いよ」というガイドライン的な推薦図書の一覧。幼稚園や小学校、幼児の定期健診の場などで配られることが多いものです。筆者が住む自治体では、「えほんがすき」という一覧が図書館などで配られています。
夜になると疲労困ぱいの親を尻目に、数冊の絵本読み聞かせタイムが待っていて、場合によっては無間地獄のように同じ本を「もういっかい」「もういっかい」と何度も読まされる――。なんていうご家庭も多いのではないかと思います。わが家でも、「もっと読んで」と毎晩ねだられますので、このような一覧に基づいて、絵本が図書館のある特定の場所に固まって置いてあったりすると、毎度借り換えの際に選ぶ手間が省けて非常にありがたいと感じています。
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