eラーニングはどれだけ活用されている? 自社独自コンテンツの開発も盛ん

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業務スキルよりも企業人の資質を高める内容

では、eラーニングでは何を学んでいるのだろうか? 最も多いのは「行動規準系(個人情報保護、CSR、コンプライアンスなど)」で6割近い。続いて多いのは「ビジネススキル系(ビジネスマナー、ビジネス文書など)」と「労務系(ハラスメント、メンタルヘルスなど)」でいずれも4割前後の実施率となっている。

業務に直結する「ITスキル系(Office、Java、C言語など)」、「業務スキル系(操作マニュアル、商品・サービス知識など)」、「技術・技能系(電気・制御、生産管理、設備保全など)」は相対的に低く、業務スキルを教えるのではなく、企業人としての資質を高める内容が多いようだ。

また今回は「語学」という選択項目を入れなかったが、「その他」と回答した企業の多くは英語や中国語を挙げている。

企業規模による実施率の差異が大きいのは、「労務系(ハラスメント、メンタルヘルス等)」だ。大企業では53%と「ビジネススキル系(ビジネスマナー、ビジネス文書など)」(49%)よりも高いのに対して、中堅企業では36%、中小企業では29%と低くなっていく。大企業ほど、ハラスメントリスクやメンタルリスクを感じているということなのであろう。

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