再登場した「カシオペア」は何が変わったか

最新鋭の機関車が牽引して北海道へ向かう!

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北海道内のディーゼル機関車とE 26系客車のコンビ

特筆されることは、北海道新幹線の開業後、在来線旅客列車が走らなくなった青函トンネルを挟む新在共用区間に乗り入れたことで、新幹線列車と共存する貨物列車の牽引機EH800形を借用することで実現した。

木古内~五稜郭間は道南いさりび鉄道を走る。また、五稜郭以北の牽引機もすでに運用を外れたDD51形に代わって、JR貨物が誇る重量級DF200形が登場した。これに備え、5月14~15日と18~19日、上野~札幌間で日本海ルートの往復による試運転が行われ、往路は15日朝、五稜郭へ到着後、函館運転所で18日朝まで滞泊し、同日11時ごろ札幌に到着。札幌運転所での小休止を挟んで、復路は14時過ぎに札幌を発車し、翌19日夕方に上野へ帰着した。

試運転は往復の行路で同じ機関車が使用され、本州内の本務機はローズピンクに御召仕様を施したEF81形81号機、上野~長岡間の前補機はEF64形1051号機を連結。青函間はEH800形の試作車901号機、北海道内はDF200形52号機が先頭に立った。青森以北の牽引機は、JR貨物がJR北海道に貸し出す形となり、ハンドルを握るのはJR北海道の運転士。動輪8軸の「H」形機関車による旅客営業は国鉄時代を通じて初の事例だ。

「松島」観光も

営業運転初回の牽引機は上野~青森間の本務機がレインボー塗装のEF81形95号機、前補機がEF64形1030号機、青函間はEH800形1号機、五稜郭以北はDF200形116号機が充当された。なお、「カシオペア」の一般営業終了に伴い、JR東日本のEF510形500代は全機がJR貨物に転じたことから、東北本線ルートを往復する「カシオペア紀行」も上野~青森間はEF81形の牽引となる。

今回のカシオペアクルーズの行程は、上野を7時50分に発車し、夕方の瀬波温泉入浴(村上下車、桑川乗車)を挟んで車中泊、早朝7時10分に五稜郭着。北海道内は、これまでで最も遠い折り返し点だった登別を越えて札幌まで足を延ばし、函館周辺観光の後、大沼公園から乗車して16時40分に札幌に着く。

2日目はホテル泊、3日目は札幌・小樽地区観光の後、16時40分に札幌を出発して車中泊、翌朝は7時30分に松島へ着き、松島観光を挟んで10時50分に松島を出発、17時に上野へ到着する。「カシオペア紀行」は、上野発16時20分、札幌着11時15分、札幌発16時38分、上野着11時52分。運転終了前とほぼ同じ時刻であるが、上りは札幌発が約25分、上野到着は約2時間30分繰り下げられた。

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