私の小さい頃の親友も日本人でした。彼のお宅に遊びに行くとおばあちゃんがいて、日本の文化を持ちながら生活していたので、私にとっても日本は身近でした。
たとえば竹村さんがブラジルにいたら、きっとブラジル人だと思われて、ポルトガル語で話しかけられますよ。外見的にも日系人は日本人と変わりません。
――だとするとビジネスをする上では、日系人と同じマナーが求められますね。
ポルト公使:そうですね、でもブラジル人は寛容だと思いますし、日本に対するイメージはとてもいいので、それだけでも有利だと思います。
リオはLA、サンパウロはNY
――日系2~3世の方はとても教養が高く、弁護士や会社経営、医者などに多いと伺いました。”Japones Garantido(日本人は信用できる)”という言葉もあるとか? それはブラジルに移民された方がとても頑張られたからですね。
ポルト公使:そうです。日系人はとても優秀で信頼されています。クラスに3人日系人がいたら、その中の1人はクラスで10番以内の成績でした。ブラジル人は日本という国に対してとても信頼を抱いています。
――日系人と区別がつかないという点で、同じように信頼され、仲良くなるためにはどうしたらいいですか?
ポルト公使:ブラジル人は音楽が好きなので、音楽をたくさん聞くこと。シャイにならず、いろいろなことにオープンにいっぱい話すこと。
ただ、話す内容はネガティブなことや、批判、悲しいことなどはダメです。楽しいことを多く表現することがブラジルでは求められます。シャイにならず、たくさん話しかけてください。
さらに、ポルトガル語を話すと喜ばれます。真っ先に覚えて使える言葉は「トゥドベン、コモバイ」です。Tudo bem? (Every thing all right? すべて順調?)、Como vai? (How are you doing? どうしてる?)、これを2つ続けて言います。
呼びかけも苗字ではなく、名前で呼びます。私のことをPortoという呼ぶ人はほとんどいません。Alexです。何かのレセプションなどに参加してリストを見るときにも竹村さんでしたらTで探すのではなく、まきこのMで探してください。
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