爪が汚れているのは絶対NG
とにかく、外見的な清潔感はとても重要なのです。ひげはきれいに剃っていること。服も清潔できれいに洗い、アイロンをかけたものであること。そして靴で判断されることもありますのできれいに磨いておいてください。ニンニクを食べたら歯磨きをしますので、エチケットとして歯ブラシセットを持ち歩いている人も多いです。
そして何より、爪をきれいにしていること。どうですか? 爪はきれいですか?
――マニキュアはしていないのですが、切りそろえてはいます。
ポルト公使:爪に汚れがあることはとても悪い印象を与えますので、爪はきれいにしておいて下さい。
――ブラジルはカーニバルなどでとてもおおらかなイメージがあるのに、とても細かいのですね。
ポルト公使:カーニバルなどでも実はとても細やかな気配りがされているのですよ。
ブラジルはおおらかな部分と細かい部分とを持ち合わせています。"God lives in detail (神は細部に宿る)"という言葉があるほどです。
――外見的に清潔にしたら、しぐさなどにも注意するべきですか?
ポルト公使:話をするときには、絶対に目を見て話すことです。そして挨拶は握手もありますが、親しくなるとほっぺたをくっつけてキスを2回します。
――アメリカや中米などは1回なので、そこはヨーロッパ的ですね。
ポルト公使:そうなのです。ただ、なぜか首都サンパウロでは1回で、他の地域では2回と地域によって異なるのです。なぜかはわかりません。
ブラジル人も海外の文化に慣れてきているので、日本人が挨拶としてキスをしないことは知っています。それでもキスをすることは親しみの表現の1つですから、キスを求められることがあると心の準備はしておいてください。握手をした後に相手の顔が近づいてきたら、キスの準備です!
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