日本人のソウルフード「卵かけご飯」の魅力 続々と開発されるTKGの派生レシピ

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TKP(上の画像をクリックするとクックパッドのレシピにジャンプします)

人気食材・卵と、日本人の主食であるご飯がタッグを組むことで、1つの完成メニューにまでのし上がったのが卵かけご飯だ。そんな卵かけご飯が、新たに進化しているのをご存知だろうか。その代表がTKP(卵かけパスタ)だ。卵をかけるのはご飯ではなく、パスタであるという非常にシンプルなレシピである。

ネーミングの面白さやシンプルな工程は卵かけご飯の良さそのもの。しかし、目新しさからか人気は卵かけご飯以上だった。TKPに関する記事は、卵かけご飯に関するそれの約3倍ものアクセス数を記録したのである。

やはり生卵でなければダメなんです

実際にクックパッドでは、卵かけ◯◯=TK◯が多数投稿されている。TKU(卵かけうどん)、TKS(卵かけ白滝、蕎麦、素麺)、TKK(卵かけキャベツ)、TKT(卵かけ豆腐)、TKP(卵かけパン)、TKC(卵かけ中華そば、カレー)などなど。

TKU(上の画像をクリックするとクックパッドのレシピにジャンプします)

どんなに時間がなくても炭水化物や野菜だけではそっけない。生卵を落とすだけで、黄色のぷくっとした黄身が食欲をそそり、栄養バランスを整えることができる。特別な調理道具も不要。卵かけご飯同様、人々はいろいろな食材に卵をかけて、卵かけご飯風に食べていたのだ。TKGになぞって名称をつけるあたりの工夫も見逃せない。

生卵を食べる習慣のない海外の人々にとっては信じられない、しかし、日本人であれば誰もが幼い頃から親しんでいるメニュー、卵かけご飯。卵は卵でも生卵を使うスタイルが、このような日本独自の文化を生んだのだ。そしてそれらは、今なお進化し続けているのだ。料理スキル不要の、老若男女誰にも支持される卵かけご飯は、現代日本の多様なライフスタイル・年齢・性別などの垣根を越えた、日本人の共通言語となるソウルフードと言える。

小菅 祥江 クックパッド編集部

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こすげ さちえ

カルチャー誌編集を経て、2014年クックパッドに入社。特集の企画・執筆や編成を担当。いま知っておきたい注目の料理情報や人気のレシピ・トレンドを紹介する「クックパッドニュース」の配信などに携わっている。

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