3代目アテンザに込めたマツダの自信と不安

1ドル77円でも利益確保

マツダは11月20日、日本で、旗艦車種「アテンザ(海外名称Mazda6)」のニューモデルの販売を開始した。セダン、ワゴンの両タイプに、それぞれガソリン、ディーゼルエンジン仕様を設定するという多彩なバリエーションだ。

アイドリングストップ機能や減速エネルギーを電池に貯めて電装品の駆動に使う「エネルギー回生システム」の導入などにより、ディーゼルエンジン搭載車は、3ナンバーの同クラス車としてはハイブリッドを除きクラストップの燃費性能とした。価格は250万~340万円。国内では月間1000台、全世界120カ国で展開し、年間24万台の販売を目指す。

「スカイアクティブ」全面適用の第2弾

2002年発売された初代から数えて3代目となる今回のアテンザは、設計を全面的に見直しコストダウンを図った基盤技術「スカイアクティブ」を、エンジンからボディまで全面的に適用した。「1ドル77円、1ユーロ100円でも日本から輸出して利益が出る」(山内孝社長)とマツダが胸を張るスカイアクティブ技術の全面適用車種は、この2月に発売したSUV(スポーツ多目的車)の「CX-5」に次ぐ第2弾だ。

今期、日米欧で発売される新型アテンザは、旧型に比べて採算性は大きく改善するとしており、販売好調なCX-5と並んで、マツダの通期営業黒字化のカギを握る車種と言うことになる。10月から開始した先行予約では4300台を超える受注を集めており、まずは幸先の良い出足といえるだろう。

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