スズキ・修会長が「行儀の悪い売り方」を反省

「自らまいた種、自分でなりを直していく」

修会長はこうした行き過ぎた競争を”行儀が悪い売り方”と反省。その脱却を誓った。「シェアにはあまりこだわらないでやっていかないと、白モノ家電になっちゃう。もう既に秋葉原に軽が並んでいるという噂も出てきましたから。少しじゃなくて大幅に方向転換していきたいと思っている。自ら種をまいたきらいもありますから、自分でなりを直していく。私どもがなりを直しても、他のメーカーさんはどうだか知りませんが・・・」

三菱自動車の燃費不正問題が自動車業界を揺るがせている。軽での熾烈な燃費競争が不正の背景にあるとの見方がされているが、それは違うというのが修会長の考えだ。

燃費だけで競争しているわけではない

「あのー、燃費競争だとのご指摘がありましたが、そうじゃなくて、商品開発、商品企画というものは品質についても競争しないといけないし、軽量化でも競争しないといけない。メーカーが複数ある以上は競争があると言えると思うんですね。それで過当かどうかという問題ですけど、燃費だけ競争するのではなく、トータルコストの競争ですから。それは燃費が過当だというのには一概には入らない。全般に競争していますよ、ととらえて考えていただけたらいいのではと思っています」

三菱の不正によってユーザーの軽離れにつながる恐れはないのかという質問に対しては、「お客さんはですね、私たちが考えるよりも賢明でいらっしゃいますから、あまり影響はないと私は見ておるんですけどね」と答えた。

2015年6月末に鈴木修会長は兼務していた社長の座を長男の鈴木俊宏社長に譲った。俊宏社長として迎える初の本決算となったが、質疑応答はすべて修会長が回答。俊宏社長の発言は、冒頭の「よろしくお願いします」というあいさつだけ。あらためて修会長の存在感を見せつける会見となった。

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