「本当のお金持ち」は暴落にも全く揺るがない

チャートに踊らされず本質を見抜く投資哲学

本当のお金持ちは目の前の値動きに一喜一憂しません(写真:wavebreakmedia / PIXTA)
連日、振れ幅の大きな株式市場。投資家のみなさまはお疲れなのでは?高額の高速取引、政府の突然の円売り介入話などで、個人投資にとってはますます先行きが読めない状況になってきました。ここで学んでおきたいのが、投資の守りの技術です。
「変動が大きいからこそ一攫千金のチャンスなんだ!」という見方もできますが、しかし、守備を知らなければ、どんな投資も無謀と言えるでしょう。いかにしてお金を守りながら増やしていくか。それは大富豪が知っています。『大富豪が実践しているお金の哲学』(クロスメディア・パブリッシング)の著者であり、野村證券で最年少プライベートバンカーとして、企業オーナー・ファンド出資者をはじめとした国内外の超富裕層と接してきた冨田和成氏が、その中で経験したお金持ちになる投資術を紹介します。

一流は中庸に落ち着く

●一般人は、投資の安全性を重視する
●小金持ちは、投資の効率性を重視する
●大富豪は、投資の安全かつ効率的な落とし所を探る

リスク管理の基本は、投資の格言でもある「タマゴをひとつのカゴに盛らないこと」。つまり分散投資です。ユダヤ人は昔から「金融と資源を押さえる」といわれています。

エクソンモービルやロイヤルダッチシェルはユダヤ系ですし、モルガンスタンレー、ゴールドマンサックスなどもユダヤ系です。景気がいいときは金融が勢いよく上がりますが、景気が悪いときや大きな有事が起きたときは金融が下がり、資源が上がるのが定説だからです。実際、9・11のときは銀行の株価が急落する一方で、戦争の可能性があるということで資源が暴騰しました。

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10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

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