日本のホテル市場はまだ伸びしろがある スターウッドの幹部に聞く
今まではアップスケール、ラグジュアリーセグメントに焦点を当ててきたが、もっとミディアムセグメント、「アロフト」や「フォー・ポインツ・バイ・シェラトン」もしくは「エレメント」などのブランドも展開していく。新興国にいらっしゃる、これから可処分所得が増えてくるであろうと見込まれる人たちを初期の段階で獲得する戦略だ。
――中国、インドでの具体的な戦略は。
中国では12年6月に「ダブル・ハピネス」としてお祝いをした。ホテルの開業が100件目に達したのと、建築中(契約済みを含む)のホテルがやはり100件になったということだ。その後これまでに10件オープンしているが、建築中のホテルはつねに100件程度ある。
主要都市、リゾート地のニーズも依然としてあるが、第2、第3都市(セカンドティア、サードティア)のホテル需要が伸び続けている。ほんの数年前には中国には4つしかスターウッドグループのホテルがなかった。だから日本の現15ホテルを倍増することも難しいとは思わない。
インドでは、建築中が16ホテルで、開業済みが37。15年に100ホテルを達成することが目標だ。
(撮影〈ホー氏の写真〉:風間 仁一郎)
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