縁台作り、移動支援、絵本の読み聞かせ……被災地の個人ボランティア活動は大盛況

翌7日には市内の保育園や仮設住宅でも読み聞かせ会を開いた。津波で園舎が被害を受けた双葉保育園での読み聞かせ会では、園児から手話による歌が御礼に披露された。
 昨年秋に避難所が閉鎖されて住民の多くが仮設住宅に移って以降、被災地では「自立」の必要性が折に触れて語られるようになった。


■廣瀬さん夫妻に愛耕幼稚園の園児が御礼のプレゼント

その際、ボランティアによる支援を「自立を阻害するもの」とみなす風潮も一部で見られる。しかし、現在も続く活動の実態は「支援−被支援」という一方的なものではない。被災者とのつながりを通じてボランティア側も自分の活動に意義を見出していくという双方向の関係がそこには存在する。


■廣瀬さん夫妻が幼稚園での読み聞かせ会のために作ったプログラム

「被災地の方々と1対1でかかわり続けてきたから活動には区切りはない」と前出の片岡さんは語る。長谷川さんの「うたっこライブ」は大盛況が続く。廣瀬恵子さんも「今度は大人も楽しめるストーリーテリングを入れたものを仮設住宅でやってみたい」と活動に手応えを感じている。

(岡田 広行=東洋経済オンライン) 

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