縁台作り、移動支援、絵本の読み聞かせ……被災地の個人ボランティア活動は大盛況

9月19日、長谷川さんのマイクロバスには定員を上回る乗車の希望があり、やむなく村上さんの軽自動車にも住民を乗せて出発。向かった先は岩手県内の温泉だった。ここで長谷川さんによるギターの演奏で「うたっこライブ」を開催。「震災後、声を出して歌ったのは初めて」という人も多く、大成功をおさめた。


■岩手県の温泉「まきばの湯」でのうたっこライブ

「被災した子どもたちのために何か役に立つことができないか」

東京都品川区の図書館に勤務する廣瀬恵子さんは昨年以来、心に引っかかるものがあったという。その思いが実現したのが今年9月。夫で編集事務所勤務の勝さんが長野県に住む高校の同級生に相談したところ、知人である村上さんを紹介された。

9月6日午前、村上さんの紹介で訪れた気仙沼市内の愛耕幼稚園で、廣瀬さん夫妻は念願だった絵本の読み聞かせ会を開催。「当日のために特訓した」(勝さん)甲斐もあり、参加した108人の子どもは大喜び。クライマックスの「くまさんくまさん」(体を使った遊び)では、園児たちの大きな声がホールにこだました。


■廣瀬夫妻による愛耕幼稚園での読み聞かせ会

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