磯野家が直面!波平の「遺品整理」のリアル カツオ41歳独身に降りかかった大問題

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20××年、独身のカツオ(41歳)が実家の片づけを進めます(写真:MC / PIXTA)
いざ実家の片づけを始めてみると、自分の家と勝手が違うため、もめることがよくあります。『カツオが磯野家を片づける日』(SB新書)では、あの仲が良かった磯野家の人たちもその問題に直面。カツオとフネは、実家片づけアドバイザー、早川さんの手を借りて、片づけを進めることになりました。
今回は、親子で共通のゴールを見据え、もめずに効率よく実家を片づけていくには、どうしたらいいのかについて説明します(本連載は原作の世界観とは異なります)。
※前回記事:なぜ大半の実家は「ゴミ屋敷化」するのか?

見当たらない貴重品や重要品は、どう探せばいいのか

東京都世田谷区、閑静な住宅街にある磯野家。あれから30年もの歳月が流れ、今やみなさんがご存じの磯野家ではありません。なんと、あの磯野家がゴミ屋敷と化しているのです。

きれい好きのフネがいるのに、まさかと思う方も多いかもしれません。でも、子どもたちが巣立つ一方、フネも80歳と高齢になり、だんだんと掃除は行き届かなくなりました。そんな中、波平(84歳)が事故で急死。パート勤めで忙しいサザエ(54歳)や育児と介護で手いっぱいのワカメ(39歳)などにかわって、独身のカツオ(41歳)が実家の片づけをすることになったのです。

実家片づけアドバイザーの早川さんに実家の片づけを教わることになったカツオ。「僕がやるしかない!」とやる気は十分です。

カツオ:「さあ片づけスタート! まずは貴重品と重要品からだね」 

フネ:「私も、片づけるよ」

早川:「フネおばさん、重要品はご家族しか触れられないので助かります」

貴重品や重要品、思い出の品かどうかを判断できるのは家族だけです。業者に頼むにしても、事前に「こういう物があったら、分けておいてほしい」と依頼することぐらいしかできません。そのため、やむを得ず依頼する場合は、信頼できる業者を選んだうえで、何を探して分けておいてほしいのか、はっきりさせておきましょう。

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