実家の相続、共有だけは絶対やめなさい! 「兄弟でとりあえず共有」が骨肉の争いを生む
相続争いが発生したN家のケース
誰もが、自分の家族が相続で揉めるなどとは思っていません。「小さいころから仲良くしてきたんだから、うちに限って……」、そう思っているはずです。あなたも、そう思っているのではないでしょうか。
しかし、どんなに仲の良いきょうだいでも、いざ相続となると揉めることはあるのです。
最近相続が発生したN家の例をお話ししましょう。
N家は、長女と次女、そして長男という家族構成です。昔から、きょうだいの仲は良く、大人になってからもそれぞれの家を行き来するなど、いい関係を築いていました。誰もが、揉めることなどまったく頭になかったため、これまで相続に関する話もしたことがありませんでした。しかし、こんなN家にも相続争いが起こってしまったのです。
N家は、8年前にお母さんが亡くなったため、長女の家族が実家でお父さんと同居していました。そして、2年前お父さんが亡くなったことで相続が発生しました。


















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