磯野家が直面!波平の「遺品整理」のリアル カツオ41歳独身に降りかかった大問題
また、遺品を片づけると、単純相続とみなされることがあります。相続放棄をする可能性があるときは、片づける前に弁護士や税理士に相談するといいでしょう。
生活エリアを片づける目線は「下から上」
プライベートな物の片づけ、生活エリアに近づいてくると、途端に親のガードが堅くなります。
早川:「玄関から廊下、窓付近は生活動線。物につまずいたり、いざと言うときの逃げ道がふさがれていたりしたら危険ですね」
フネ:「そうだねえ、地震がきたら逃げられないしね」
早川:「廊下に積んである物が崩れて、トイレに閉じ込められたら大変ですよ」
フネ:「ここにある物で捨てる物は一切ないんだけどねえ……」
早川:「使わない物は一時保管箱に収めて移動するだけですから、安心してくださいね」
片づけるときは目線を「下から上」へ移すといいでしょう。まず目線を「下」にし、生活動線上にある床置きの物を一時保管場所へ移動させます。防災目線で家から脱出する避難動線もイメージするといいでしょう。
高齢になると、なんでもないところでつまずく危険性があります。「今までは大丈夫だったから」と言い張る親御さんがいらっしゃるでしょうが、ここは安全面を強調して、何も置かない状態に近づけていきましょう。
また、高齢になるとお手洗いも近くなりますので、トイレから寝室までの動線は、必ず確保します。続いてキッチン、リビング、寝室の床置きの物を一時保管場所に移動させます。
床置きがなくなったら、目線を「上」に移します。食器棚やタンスの上、寝室の頭の上にある物をなくしていきましょう。使わない物は「落ちてきたら危険」と親に伝えて、一時保管箱に移動していきます。
特に寝室は、一日の3分の1を過ごす場所です。安心して過ごせるようにするにはどうしたらいいか、親子で考えるといいでしょう。元気なうちに、介護ベッドなどが入っても大丈夫なくらい、余裕のあるレイアウトにしておくのが理想です。
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