磯野家が直面!波平の「遺品整理」のリアル カツオ41歳独身に降りかかった大問題

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キッチンは、フネのような主婦にとってはプライドが詰まった「聖域」です。ここも片づけの難易度が上がります。

賞味期限切れの物は、気がついたら親子で処分し、食べきれる量だけを買うよう、話をしていきます。一人暮らしの親は、自分が動けなくなったときの心配から、ストック食品をたくさん持つ傾向があります。子世代が「食べ物がなくなったら、電話をくれればすぐに送るよ」といったように、買いだめしなくても安心してもらえるよう、声かけをして不安を減らします。

食器や調理器具は、できるだけ軽くて使いやすい物以外は一時保管していきます。いつも使っている物は、使い勝手のいい場所にしまいましょう。キッチンは火も使うので、使う物だけにして、安全を確保します。

茶の間(リビング・居間)は、家族全員が集まっていた場所なので、故人に限らず、さまざまな思い出の品が出てきます。特に遺品は、「いる・いらない」の判断に時間がかかります。別に分けておき、落ち着いてからゆっくり片づけていくといいでしょう。

茶の間は、同居していない家族の物がそのまま残っていることがあります。悩まず人ごとに仕分けをしていきましょう。毎日使う文房具、書類、化粧品など、散らかりやすい物は、ここ1週間使った物だけを残して、箱に入れてグルーピングしていきます。きれいにしまうと言うよりは、「ここを探せば出てくる」程度の分け方にするといいでしょう。生活必需品だけをセットにした箱をちゃぶ台に置き、散らかりを防止するのもいいでしょう。

書類や手紙類はジャンルごとに集めておく

紙の書類や手紙類は、重要な物やすぐに返事をしなければならない物と、それ以外の物に分けて、それぞれまとめておきます。片づけが落ち着いたら、封筒に入っている物を開けて、いらない物を処分していきます。写真や趣味など、判断が難しい物が出てきたら、考えたりせずその都度箱に分けていきます。家じゅうの物をジャンルごとに集めておいて、落ち着いてから片づけます。

衣類は、親世代は着ることができても、流行遅れや、好みが変わったなどの理由で、着ない服を捨てることなくたくさん持っています。そのため、「着る服」と「着ない服」に分けて考え、着ない服は、一時保管箱に移動させていきます。思い出や形見なら、きちんと保管する方法を考えます。

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