相続税対策で借金苦!実家相続の「落とし穴」 慣れないマンション経営で大変なことに

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慎重に考えないと、マンション・アパート経営で借金を背負うことに……(写真:ABC / PIXTA)
近年、「実家」にまつわる問題で悩む人が増えている。親の死後、残された実家や土地の処分で慌てないためにできること、しておくべきことは何か。『実家の処分で困らないために今すぐ知っておきたいこと』(かんき出版)著者で、不動産全般のコンサルティングを行う一方、一般社団法人相続支援士協会の理事を務める不動産売買のエキスパートである筆者が、実家にまつわる悩みを解決すべくアドバイスする。

 

実家をマンションに建て替たHさんのケース

「もったいない」。これは、親から不動産を相続した方からよく聞く言葉です。

「せっかく実家があるんだから活用しなきゃ」、そう考えるのも当然でしょう。

しかし、この考え方がいきすぎると、大きな問題を抱えることになります。有効利用できる実家ならば当然活用するべきですが、単に土地があるからというだけで、深く考えないと、耳障りのいい「土地活用」というわなにはまってしまいます。

Hさんは、埼玉県在住の60代のご夫婦です。神奈川県の湘南エリアに、相続によって手に入れた広い実家を所有していました。人気の鎌倉にも近く、まさに「活用しないともったいない」と思ってしまうような場所です。

ある日、Hさんの自宅に、大手ハウスメーカーの営業マンがやってきました。この担当者は「あの土地を遊ばせておくのはもったいない。上物を取り壊してマンションを建てませんか」と提案しました。

担当者も熱心でしたし、何よりそのエリアの人気の高さをこれ以上ないほど力説されたため、Hさんは、3000万円の借金をして、実家をマンションに建て替える決断をしました。

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