高尾山の温泉は「京王ならでは」だった!

電車の発車案内やトレインビューの食堂も…

本当に駅の目の前だった。木の香りと湯気で、すっかり遠くの温泉地に来た気分になる

京王線高尾山口駅でホームに降りた途端、木のいい香りがふわっとからだを包んだ。ホームには行灯風の照明、いすや待合室、案内板まで木製だ。自販機でさえもこの雰囲気を壊さないように、木目調で統一されている。そういえば、1年ほど前に隈研吾さんによって高尾山口駅がリニューアルされていたのをすっかり忘れていた。

駅の屋根は高尾山薬王院をイメージしたデザインで、柱など建材の張り方や組み方を変えて工夫している。これが隈研吾さんのデザインか、と木の香りと共にしばらく堪能した。

高尾山に最後に来たのは5年前。初夏の暑い中を、私は友達と西荻窪からクロスバイクで高尾山にやってきたのだ。40km走った達成感を感じながら、ケーブルカーで高尾山ビアマウントへ。美味しいビールを飲み、帰りは電車で自転車を輪行して帰った。

かなり充実した旅だったが、汗でベトベトなまま帰るのだけがちょっと残念だった。サッと汗を流せる温泉でもあればいいのになあ、と思っていた。

高尾山に念願の温泉が!

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京王線高尾山口駅は1年前にリニューアルした。デザインは今話題の建築家・隈研吾さん

その願いがついに叶った。高尾山口駅前に昨年10月末「京王高尾山温泉 / 極楽湯」がオープンしたのだ。名前からわかるように、この温泉は京王グループが運営している。鉄道会社を含む京王グループが運営する温泉、なんだか期待できそうだ。

まず、なんといっても魅力的なのは駅からの近さ。駅構内から通路が続いて、そのまま極楽湯に行けるようになっている。極楽湯の設計は隈研吾さんではないが、木造りの落ち着いたデザイン。入ると入り口すぐに、傘立てがあった。晴れている日は壁に収納できてフラットになる仕組み。こういうギミックのあるデザインは大好きだ。

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