ゼンショーが買収に動いたマルヤ社長の本音

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もう1つは店舗についてだ。売上高は店舗を改装すれば必ず良くなるが、今はそのための資金が乏しい。また、ゼンショーの支援を受けることで複合店舗の建設や業態転換などが可能になることも大きな魅力だ。昨年の震災で商品調達力の不足を実感した。あとは企業風土の良さだ。こうしたものを踏まえてゼンショーが最適と判断した。

−−ファンドを組成するリサ・パートナーズとの提携は効果があったのか。またリサにはなく、ゼンショーにあるものは何か

出資をして、有効に活用して結果を残すという話で基本的に7年間は一緒にやりましょうということで、2015年までは株を保有する方針だった。直接、経営指導やアドバイスするというよりも、われわれの実勢を重んじて頑張ってくださいという姿勢だった。ゼンショーは実業を展開していることが大きな違いだ。ゼンショーなりの成功、反省、失敗を踏まえて違う角度や方面からアドバイスを期待している。

−−株価がTOB価格を超えているが、今後どうなるのか。

買い付けするのはゼンショーなので、コメントする立場ではない。個人的な感想をいえば、価格が沸騰して良かった、無視されていないのだと思う。

−−業績や株価は低迷している。株主へのコメントは何かあるか。

開示資料に記載の通り。上場維持の方針でやっているので、ご判断は株主の皆様に委ねる。

(松浦 大 =東洋経済オンライン)

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