最新版！｢CSR企業ランキング｣トップ700社 1位は富士フイルム､2位に富士ゼロックス

501～700位の注目は昨年に続き560位ワタミ（380.4点）だ。障害者雇用率3.42％、女性管理職比率15.9％、女性部長比率5.3％などは高い水準。また、有給休暇取得率も2012年度の8.2％から2014年度13.0%へ、1年間の離職者も前年（2013年4月～2014年3月）の809人から766人へと改善の兆しが見られる。

ワタミは新卒3年後定着率が改善

2012年3月入社者（男性139人、女性136人）の新卒3年後定着率は53.5％だが、2014年度入社者の定着率は従来比12.5％改善しており、労務環境は徐々に整備されてきているようだ。

一方で千葉県山武市をはじめとする「ワタミの森」での森林保全活動、間伐材の有効活用や大分県臼杵市での森林再生事業への参画など事業活動をベースにした取り組みはすでに高いレベルに達している。

同社は以前から情報開示に積極的で悪い数字も回答してきたオープン度は低くない会社だ。現在、業績が悪化しているが、過去の問題点は徐々に改善が進む。続いて本業での復活も期待したい。

続いて、部門別ランキングをご紹介する。