喝!ワーママは「特権階級」ではありません 28歳・昼まで勤務の公務員女性に激辛回答

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入社2年目には産休・育休に入り、1年半育児休暇で休んでから、お昼まで勤務の時短で復帰。そして公務員でいらっしゃる。キャリアが積めなくて悩んでいる28歳女性、とのことですね。

……っていうか、そういう状況になって当たり前じゃないの、それ?って思ってしまうんですよね。いきなり厳しくて申し訳ないのですが。

そもそも、たった1年しか仕事をしていないのに1年半休んだんでしょう? もちろん育児休業を取る権利はあるのだから、休むこと自体は何も悪くないけれど、働いている期間より休んでいる期間のほうが長かったわけですから、復帰して「新人」に近い扱いを受けたとしてもあまり文句は言えないんじゃないかなと思います。そして、今の働き方をしている限りは、「キャリアを積むなら断然独身」と思うのは当然の感覚なのではないでしょうか。

お昼までの勤務ということなので、1日4時間勤務でもOKといった超絶フレキシブルな育児時短制度がある組織なのかもしれないですね。いわゆる小1の壁に悩む多くのワーキングマザーたちは、「うらやましすぎる!」と感じてしまいそうです。中には、恵まれているのに何贅沢を言っているんだ!という気持ちになる人もいるでしょうね。

時短勤務社員の評価問題は、大変難しいテーマ

一方で、長時間労働の是正が叫ばれる中、生産性を高めて働く時短勤務社員への評価は高まっていると思っています。またそういった社員に機会が与えられないことに対して、非難する声をあげる空気も社会に醸成されてきていると感じます。

あなたが会社にいる時間が短かったとしても、「やりたい!」と思う仕事に挑戦する権利をことごとく排除するなんてことは、やはりおかしいことではあると私も思います。ただ、やはり、会社組織においては、時短勤務社員の評価問題は大変難しいテーマで、フルタイム社員の評価とのバランスや人事評価ポリシー全体を考慮すべき悩ましい課題になっているのです。

かつて私が復職したばかりのワーキングマザーで構成された営業組織でマネジメントを担当していたとき、このテーマについてはずいぶんと人事や上層部と議論したものでした。たとえば、時間制約のない社員が月に20日働くと、残業なしで160時間。朝9時から午後4時まで1日6時間働く時短勤務社員だと120時間。この時間差は生産性向上によってイーブンにもっていけるものなのか、といった議論はかなりしました。

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