iPhoneSEには、巨大な市場が広がっている 先進国にも新興国にも莫大な需要
もう1つの新製品は、9.7インチのiPad Proだ。アップルは2015年12月に12.9インチiPad Proを発売した際、クリエイティブ、プロ向けを強調してきた。しかし今回発表されたiPad Proは、プロではなくむしろ、パソコンを何年も買い換えていない一般の人々に向けた製品と位置づけている。
iPhone SEがiPhone 6sと性能面で同等であるように、9.7インチiPad Proも、12.9インチモデルの性能を踏襲する。A9Xプロセッサの搭載、4スピーカー、Smart Connectorを経由して接続できるSmart Keyboardへの対応、そしてApple Pencilのサポートは盛り込まれた。
背面にフラッシュを搭載
しかし9.7インチiPad Proには、これらに加えて、新たな仕様も盛り込まれている。まず背面カメラは、iPhone 6sと同じ1200万画素センサーを搭載し、4Kビデオ撮影に対応した。またiPadとしては始めて、背面のフラッシュを搭載した。
加えて、ディスプレイには新たに「True Tone」という仕組みが採用された。蛍光灯や白熱球などの照明に応じて、白い紙の色は変化する。
iPad Proでは、環境光センサーで周囲の照明の色味を検知し、自動的に照明に合わせた色の変化を施す仕組みだ。例えば書類や書籍を読んでいる際、より紙に近い経験ができるようになる。
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