「業績が好調なのに割安な会社」ランキング

好業績12月決算会社で予想PERが低いのは?

ランキング上位には不動産会社が多い。不動産会社には日本銀行のマイナス金利政策も追い風だ。写真はイメージ(撮影:今井康一)

企業業績の先行き不透明感が強まっている。背景にあるのは、世界景気の後退懸念だ。外国為替市場での円相場の行方も依然として流動的。円高が収益拡大の足かせになる不安は消えない。

円上昇にはひとまず歯止めのかかった感があるが、英国で6月に行われるEU(欧州連合)離脱の是非を問う国民投票や11月の米大統領選など世界情勢を大きく左右しかねないイベントに向けて、「リスクオフ」の円買いが再び活発化する可能性が残る。

そうなると、株式市場で物色が業績に安心感のある銘柄へ向かうシナリオも考えられそうだ。12月期決算企業を対象に、今2016年12月期の予想営業増益率が10%以上の会社を選び出し、PER(株価収益率)の低い順に並べたのが下表である。

ランキング上位は?

1位の日華化学は福井に本社を置く化学メーカーだ。今2016年12月期は高いシェアを有する繊維加工用の界面活性剤がアジア向けに伸びる見込み。好採算の化粧品のOEM(相手先ブランドによる生産)供給も増える。前期は減益に沈んだが、今期は一転、2ケタ増益を達成できる見通しだ。

2位の桧家ホールディングスは戸建て木造注文住宅の建築請負・施工を手掛ける。樹脂吹き付けの独自断熱施工による省エネ・低価格の規格型注文住宅で他社との差別化を図っている。今期は注文住宅が一時期の伸び悩みを脱するうえ、分譲住宅の好調も続きそう。前期の営業利益実績が、計画よりも上振れで着地した勢いを引き継ぐ公算が大きい。

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