自動車ビジネスに未来はあるか? 下川浩一著
自動車産業は、従来の自然征服型の産業から、資源・エネルギーの脱石化燃料の循環社会を目指す共生型社会実現の申し子として位置づけていく必要がある。勝負の分かれ目となるのは規模の経済性ではなく、環境技術や環境性能、安全技術のようなイノベーションの質の高さである。
日本の国内生産は年間800万~900万台にとどまろう。メーカーの生産体制は、急速に新興国中心に移行し、グローバルな国際分業のネットワーク化が進むはずだ。とくに安価なエントリーカーについては、開発から生産、販売までが途上国に移管され、国際分業が進む。
自動車産業の近未来はどうなるか、自動車文明論の第一人者が明快に展望する。
宝島社新書 700円
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