『全脳思考』を書いた神田昌典氏(経営コンサルタント)に聞く

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『全脳思考』を書いた神田昌典氏(経営コンサルタント)に聞く

経営コンサルタントの著作によくある、営業優先の「思考テクニック」を公開したものではない。従来になく「行動する思考」「結果を出す思考」を前面に出す。それは「憂国論」がベースにあるからだという。その真意を聞いた。

--久方ぶりの著作です。

この2~3年は、会社経営や教育事業で時間を取られた。

--思考創造ツールのマインドマップは、特に教育現場で受け入れられているようです。

イギリスの教育者トニー・ブザンさんから依頼を受けて、ブザン教育協会という一般社団法人を立ち上げた。この秋からマインドマップ検定を始める。企業研修向けというより、伸びているのは小学校でのほうだ。かなり導入され、全国(連合小学)校長会の公認ももらった。

--使える時間が少ない中での本書執筆ですね。

書いた理由を一言で言うと、緊急性だ。今の日本の状況の深刻さを考えると、思考モデルを変革することが緊急度の高い課題であると判断した。

--緊急性があると。

たとえば、これだけ多くの人が毎年自殺し、ひきこもりが何百万人もいる。とても国としてやっているといえた状態ではない。なんでこんな難問を抱えてしまったのか。

子どものひきこもりが2割ペースで増えているともいう。ひきこもりは半分うつ病だから、療法を間違うと投薬で将来使いものにならなくなったりする。青少年のときに体を鍛えないで過ごすとは、きわめて深刻な問題だ。これでは子どもの自殺も増えるのではないか。

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