中国経済減速の影響が電機各社の業績に悪影響を与えている。
日立製作所については『会社四季報』新春号と比べ、500億円の営業益下振れが見込まれる。主な理由は、資源価格の下落を受け、石油やガスのプラント受注が大幅に減少したからだ。加えて、中国向けの建設機械や自動車関連機器などのオートモーティブの落ち込みも痛かった。
三菱電機は新春号からの大きな変化はない。FA(ファクトリーオートメーション)やパワー半導体、昇降機が中国で失速。ただ、自動車機器事業が欧米で好調なことや自動車向けパワー半導体が好調なこと、家電も空調を軸に前第3四半期と比較して17%増益と踏ん張っている。現在の会社計画3000億円で春号でも同数字を見ている。だが、保守的に数字を作る三菱電機だからこそ、数百億円前後での上振れの可能性も残っている。
東芝は構造改革優先
東芝は構造改革優先で、どこからがマーケットの影響かわからないため、記載はできれば避けたいところだが、あえて書くとすれば、NANDフラッシュメモリの価格が下落。若干、「供給過剰」というアナリストの見方がある。
注目企業は、大阪の淀川近くにある電機メーカー、ダイヘン。祖業は電力会社向けの変圧器だが、今ではアーク溶接ロボットやワイヤレス給電システムなどが主力だ。2016年3月期は2007年3月期以来9期ぶりに過去最高の純利益を更新する見込みだ。
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